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【必見】使える心理テクニック99選!!

こんにちは、たらふです。

心理学って、とても興味深い分野だと思いませんか?

私は魅了された人間の一人です。

今回はそんな心理学で実証されている『人間関係に役立つテクニック』をたっぷりと紹介したいと思います。

 

ここで紹介するテクニックは

「相手を思ったように操れる」ようなものや、

「相手を確実に惚れさせる」ような魔法のようなものではありません。

しかし、知っているのといないのとでは、対人コミュニケーションに天と地ほどの差が生まれます

ぜひ楽しみながら身につけてみてください。

 

紹介する用語について、なるべく私生活で実践できるように嚙み砕いてまとめました。

No. 用語・テクニック概要(人間関係への応用)
1 アイ・アクセシング・キュー
目線を読むことで相手の気持ちを察したり、嘘を見破ることができるテクニック。
例えば一般的に左上を見上げた際は『記憶された視覚的イメージ』を思い出しており、右上を見上げた時は『想像された視覚的イメージ』を考えています。つまり右上を向きながら考えている人は嘘をつこうとしている可能性があります(過去の記憶にはない想像を話そうとしている)。
『目は口ほどにモノを言う』は真実です。詳細はこちらをご覧ください。
2 アイ・コンタクト
アイコンタクトは恋愛において非常に有効な手段となりえます。
目を見つめ合うということは、人にとって『異常事態』です。通常の会話の中で、相手と目が合うのは1回あたり1秒程度と言われています。何かを伝えたい時は、意識して3秒以上見つめるようにしてみてください。特に相手に対して好意的な行動をした後では、特に気持ちが伝わるでしょう。
ただし、相手からの評価が低い場合は『敵対』の意味にも取られてしまうので注意してください。
3 アロンソンの不貞の法則
長年関係がある人からの言葉よりも、まだ関係性が浅い人からの言葉の方が印象に残りやすいという法則。
まだ知り合って間もない人に対して上手に褒めることができれば、あなたへの好感度は非常に高くなります。
初対面の相手に対する『上手な褒め方のパターン』をいくつか準備しておきましょう。
4 アンカーリング効果
交渉の場において、最初に提示した『イメージ』や『数値』をその後の判断基準にしてしまう心理効果。
例えばあなたが「3時間遊ばない?」と提案すると、相手は”3時間”を基準に物事を考えようとします。
5 アンダードッグ(負け犬)効果
優位な立場の人よりも、劣勢な状態の人を応援したくなる心理効果。
上手に利用できれば「守ってあげたいキャラ」、「母性本能がくすぐられるキャラ」を築けます。
ただしあまりにも過剰になると「重い女」、「情けない男」とみられてしまうので注意してください。
6 アンダーマイニング効果
内発的動機に対して、外発的動機付けが行われることで逆にモチベーションが下がってしまう心理効果。
つまり「テストでいい点とったら好きなもの買ってあげる」は、短期的には良いですが長期的に見ると逆効果だということです。
『地位』や『財力』だけでパートナーを満足させられるのは最初のうちだけです。長期的な関係を望むのであれば、『パートナーの心の充足』に意識を向けてみましょう。
対義語:エンハンシング効果
7 アンチクライマックス法
議論や交渉において、『結論から話す』トークスキル。
恋愛向けというよりもビジネス向けです。
せっかちな相手や、その話に興味のない相手にはこの話し方が好まれるので、相手の様子を見ながらどのように話すかを判断しましょう。
対義語:クライマックス法
8 イエスバット話法
「Yes」で相手を安心させた後、「But」で自分の意見を話す話法。
一度肯定してから自分の意見を伝える運びにすることで、受け取り側の印象がとてもよくなります。
異性との対話の中で、最初から否定するスタンスになっていませんか?
まずは相手に「自分は味方だ」ということを伝えるように心がけてください。
9 一貫性の法則(イエスセット話法)
『人は自分の行動を一貫したがる』という法則。
一度”味方”のポジションを確立すると、その後も”味方”でいたがるのです。
例えば、交渉の前に小さな「Yes」を繰り返しもらっておくと、より大きな決断にも「Yes」と言いたくなってしまいます。告白やプロポーズの際に意識してみてください。
類語:フット・イン・ザ・ドアテクニック
10 ウィンザー効果
本人から伝えられた情報よりも、第三者を介した情報や噂話の方が信憑性が高く感じてしまう心理効果。
意中の相手の好感度を高めたいなら、『相手の知り合い(第三者)』から自分の良い情報を伝えてもらえるように努力しましょう。
11 ヴェブレン効果
価格が高くなるほど、価値を感じたり欲しくなったりする心理効果。
ハイスペックな恋人を好むのはこの心理が働いているからです。また、男性よりも女性の方がこの心理が強い傾向があります。
『価格=価値』とは限らないので、本質を見極めるように努力しましょう。
12 栄光浴
周囲にいる有能な人物の知り合いであることをアピールすることで、自分も優秀な人物だと思い込もうとする心理。
虎の威を借る狐。有名人の知り合いがいることを自慢する人はこの心理が働いています。
13 エンハンシング効果
外発的動機付けにより、内発的動機が高まる心理効果。
適材適所で上手に報酬を与えることで、モチベーションは高まります。特に言葉による報酬の方はモチベーションが高まりやすいので、パートナーに対して積極的に褒めてあげてください。
対義語:アンダーマイニング効果
14 拡張自我
身に着けているものにつられて自己評価が変わる心理。
良いものにしてみることで、自己肯定感が高まり自信がモテるようになります。
合コンで緊張してうまく話せない人は、ちょっとした高級品を身に着けてみると良いかもしれません。
15 カクテルパーティ効果
騒がしい場所でも親しみのあるワードは聞き取れる現象。
人は聞きたいことを聞きます。興味のあることは無自覚に意識が向きます。
また、人が一番興味があることは『自分自身』のことです。仲良くなりたいなら相手の名前をたくさん呼んであげましょう。
類語:カラーバス効果
16 片面提示
物事のメリットのみを伝える交渉術です。
交渉ごとに対して、相手の知識が足りていなかったり、そもそも初めから魅力を感じている場合には片面提示が有効でしょう。
ですがデメリットを理解された瞬間に大きな悪印象を与えてしまうので、注意が必要です。
片面提示の自己アピール(自分の良いところしか伝えない)は、短期的な関係性の相手には有効ですが、長期的な関係を望むならあまり向かない方法と言えるでしょう。
17 カタルシス効果
不安や緊張を感じたときに、思いっきり感情を吐露することで気持ちが安定する心理効果。
悲しい時に思いっきり泣くとすっきりするのはこの効果です。
初対面の相手と話すことが苦手な方は、相手に「緊張している」と伝えてしまった方が、うまく話すことができるかもしれません。
18 カチッサー効果
交渉において、ただ要求されるよりも何かしらの理由をつけた方が受け入れやすくなる心理効果。
単純に「連絡先を教えてください」と言うよりも、「”今度おいしい店紹介したいから”連絡先を教えてください」の方が連絡先ゲット確率が高まります。
19 カラーパス効果
意識すればするほど似た情報が見えてくる心理効果。
最近購入した車を街でよく見かけるように感じるのはこの効果です。人は見たいものを見る。
類語:カクテルパーティ効果
20 カリギュラ効果
禁止されたことをやりたくなってしまう心理。
非常ベルのボタンって、押したくなっちゃいますよね?浮気や不倫もこの心理が働きます。
類語:ロミオとジュリエット効果
21 ギャップ効果
イメージとのギャップにより好感度が上がる心理。
雨でズブ濡れの子犬に、ヤンキーが傘を差しミルクをあげているところを見て好きになっちゃう現象。
22 クライマックス法
議論や交渉において、『結論を最後に持っていく』トークスキル。
話をじっくり聞いてくれる相手には『起承転結』をしっかりと意識することで、より興味を持ってもらえます。
対義語:クライマックス法
23 クレショフ効果
関係のない事柄を連続で見ると、関係性を見出そうとしてしまう心理効果。
普段ポンコツな人でも、ビシッとスーツを着てスタイリッシュなカフェにいるだけで、イケてる男性を醸し出すことができます。相手からの印象を操作したい人は、自分が思われたいイメージに近い環境や物に近づくようにしてください。
24 ゲイン・ロス効果
マイナスの印象を与えた後にプラスの印象を与えると、好印象を持ちやすくなる心理効果。
ツンデレキャラが好きな方はこの心理が働いています。
類語:ギャップ効果
25 権威への服従原理
地位や権利を持っている人の意見はすべて正しいと思ってしまう心理。
会社で言うと、上司の指示がすべて正しいと思ってしまう心理です。ある程度の地位を持っていると、相手に対して意識しなくても服従的にしてしまうことがあります。服従させたい相手がいる場合は、上手に自身の地位を強調してみてください。
26 現状維持の法則
変化を避け、過去と同じ選択をしてしまう心理法則です。
人は変化を嫌います。変化に対応するためのエネルギーが大きいからです。告白やプロポーズを成功させたい時は、相手にとってあまりにも大きな変化とならないように、事前にまわりを固めておくことをおすすめします。
27 限定・希少価値効果
限定品や希少品に対して、すぐに手に入れないと損をすると思ってしまう心理。
自分がいかに希少的な価値があるかが伝われば、相手からアプローチがあります。
28 公表効果
口に出した言葉で自分のメンタル状態が変わってしまう心理効果。
ネガティブなことを言えばネガティブな感情になり、ポジティブなことを言えばポジティブな感情になります。周りにも影響するので、パートナーとの関係性に対してネガティブな発言を続けると悪い結果につながります。
日本で言う『言霊』。
29 コールドリーディング
表情や仕草から心理を推測して話すテクニック。
人は普段多くの非言語的な情報を発信しています。その情報の意図を汲み取ることで、相手の真意を理解することもできます。
類語:アイ・アクセシング・キュー
対義語:ホットリーディング
30 ゴーレム効果
期待されないで悪い印象を持たれてると、その通りの悪い結果を出してしまう心理効果。
ビジネスで言うと、「あいつは仕事ができない」と言われ続けると、本当に結果が出せなくなってしまうのです。
対義語:ピグマリオン効果
31 誤前提暗示
与えられた選択肢の中から判断しようとしてしまう心理。
人はその時に提示された選択肢がすべてだと思い込んでしまいます。
相手をデートに誘う際に「動物園と水族館どっちに行きたい?」と”行かない”選択肢を排除しておくと断られにくくなります。
類語:ダブルバインド(二重拘束)
32 コントラスト効果
松竹梅のような3段階のランクを並べたときに、竹が選ばれる可能性が最も高くなる心理効果。
「松を頼むほどではないが、梅を頼むほどケチ臭くなりたくない」と考えてしまうのです。これを応用して、合コンに誘うメンバーは厳選しましょう。自分より明らかにレベルの高い同性が1人、明らかにレベルが低い同性が1人いると、竹ポジションの自分が選ばれる可能性が高まります。
33 ザイアンスの法則
顔を合わせる回数が多くなるほど、親密になっていく心理効果。
言葉を交わさずに、『ただ顔を合わせる』だけで人は仲良くなれます。関係性が薄い相手の好感度を上げたい場合は、最初はとにかく顔を合わせることを意識してください。ただし回数に上限があり、20回も会えばそれ以上の効果は見込めなくなります。また、相手から嫌われている場合は逆効果(会えば会うほど嫌われる)なので、注意してください。
同義語:単純接触効果
34 サトルクエスチョン
あえて決めつけて発言することで、より具体的な話を引き出すテクニックです。
「〇〇さんってしっかりしてるし長女でしょ」
「実は末っ子なんですよね、家では全然しっかりしてない。笑」
決め付けが合っていれば「理解されてる」と思ってもらえますし、間違っていれば訂正と同時に様々な情報を引き出せます。
ただの質問攻めよりも何倍もメリットのある質問法です。
35 サンクコスト
お金や時間をかけた人や物を、より大事にしてしまう心理。
長期的な関係になればなるほど、手放しにくくなるものです。
同義語:コンコルド効果
36 自己開示
自分の秘密を話すことで、相手に親近感を覚えてもらえるテクニック。
気を付けなければならないのは、自己開示ばかりしていると自分のことを話したいだけの人になってしまいます。あくまで主軸は相手に置いた上で、自分のパーソナルな部分を見せれば大きな効果を得られます。
37 自己呈示
自分が意図して作った情報のみを相手に伝えるテクニック。
自己開示とは似て非なるもので、自分が見せたい情報のみを相手に伝えます。短期的な関係性には悪くない手段ですが、当然深い関係性にはなりづらく、不適当な自己呈示は後の関係に不協和を生みます。
38 社会的証明の原理
皆がやっていることは正しいと思い込んでしまう心理。
何かを依頼する際には「みんなもやってるから」と伝えることで、交渉の成功率が高まります。日本人は特にこの傾向が強いです。
類語:バンドワゴン効果
対義語:スノッブ効果
39 シャルパンティエ効果
身近なものによる例え話により引き起こる、心理的な錯覚。
例)鉄1㎏と綿1㎏では、どちらも同じ重さなのに前者の方が重く感じる
例え話をする際は、『何に例えるか』で伝わり方が全然変わります。
40 初頭効果
初対面時の第一印象が、相手の中に強く残り続ける心理効果。
第一印象で最もインパクトがあるのは『外見』なので、外見を整えておくことで好印象を持たれやすい(人は見た目が9割と言われる所以)。
類語:ステレオタイプ効果
41 親近効果
最後に取得した情報の印象が強く残り、のちに何かを決める際に大きく影響する心理効果。
デートをする時は、別れ際が一番重要です。どんなに微妙なデートプランでも、最後に最高のイベントを用意して喜んでもらえば、相手はそのデートは「楽しかった」と印象付けます。逆に途中まで最高のプランニングが出来ていても、最後に喧嘩をしてしまったら「喧嘩をした最悪なデート」と認識してしまうのです。
42 身体像境界
自分の身体について認識している、自身のイメージのことです。
外界との接点である自分のボディラインには、メンタルが影響します。それはファッションも例外ではありません。
ファッションはその人のアイデンティティが強く反映されます。相手がどんな服装を好むかで、相手の性格もある程度は理解できます。逆に、普段とは違った服装をすることで、いつもより自信を持って行動出来たりすることもあります。
43 ステレオタイプ効果
初対面の第一印象を「外見」で判断してしまう心理効果。
ここでいう『外見』とは、顔の良し悪しだけでなく、ファッションや髪形、醸し出す雰囲気や表情のことを言います。
類語:初頭効果
44 スノッブ効果
多くの人がやっているから逆にやりたくなくなる、差別化を望む心理。
俗に言う『天邪鬼』。私もよくこの心理が働きます(笑)
対義語:社会的証明の原理、バンドワゴン効果
45 スリーパー効果
信頼できない情報源から得た情報でも、時間がたつと疑念は消え信頼性が高まる心理効果。
人は忘れやすい生き物です。最初に疑いを持っていた情報でも、時間が経つと疑っていた気持ちが薄れ、情報だけが残ります。
46 ゼイガルニク効果
人は達成した物事よりも、達成できなかった事柄や中断している事柄をよく覚えているという心理効果。
つまり恋愛に置き換えると、デートが盛り上がっている最中に中断するとまた会いたくなるような心理が働きます。そのため初デートを『朝から晩まで』計画することは愚策です。ちょうど盛り上がっているタイミングでデートを切り上げることで、相手はまたあなたに会いたくなってくれます。
同義語:ツァイガルニック効果
47 セルフハンディキャッピング
自身にハンデがある状況を作り出すことで、相対的に普段の自分を良く見せようとする心理。
また、作り出したハンデを失敗の言い訳とすることで、ショックを和らげようとする効果もあります。
以下のようなことが該当します。
・過剰な自虐ネタをする
・釣り合わない相手への無謀な恋愛
・過剰に予防線を張る
48 セルフマニピュレーション
自分自身の身振り手振り、声色、態度などをコントロールして、相手から受ける印象を操作するテクニック。
自信を持っているように見られたいなら、所作を大きくしてゆっくりと話しましょう。逆に『アンダードッグ効果』を狙って弱々しさをアピールしたいのであれば、伏し目がちにし声は半オクターブ高く出すようにしましょう。
49 ダブルバインド(二重拘束)
提案事項において「Yes」or「No」の2択ではなく「A」or「B」で選択させるテクニック。
「No」の選択肢を排除することにより、提案を断りにくくできます。
類語:誤前提提示
50 つり橋効果
恐怖のドキドキと恋愛のドキドキを混同する心理。
こちらは有名なので知っている人も多いかもしれません。意中の相手と恐怖を味わえる場所(お化け屋敷やジェットコースター等)に行くことで、好きになってもらえる心理です。ただし、実はこれはイケメン/美女が相手の時にしか効果がありません。ブサメン相手には「ブサメンに声かけられたから怖いんだ」と納得してしまい、より嫌われてしまいます。
せちがれぇ・・・
51 ディスペーシング法
意図的に相手のペースを崩すことで、自分のペースに持っていけるテクニック。
自分が有利に立ちたい場面では、あえて早口でまくし立てて反論する隙を与えないようにする等、相手のペースを崩すことを意識しましょう。ただし相手からの好感度は下がる可能性が高いので、注意してください。
対義語:ペーシング法
52 ディドロ効果
気に入ったものを一つ購入すると、雰囲気が似たもので揃えたくなる心理。
気になる相手の持ち物の系統が変わった時には、何がベースとなっているのかを探ってみましょう。
53 テンション・リダクション効果
高価な買い物の決断直後は、普段の金銭感覚を維持していられず財布のひもが緩みやすくなる心理効果。
車購入時のオプションカスタマイズなどがこれに当たります。
54 ドア・イン・ザ・フェイステクニック
最初に過大なお願いをして断られた後に、本当のお願いをすると受け入れられやすくなるテクニック。
人は断ることにストレスを感じるため、なるべく断りたくないと無意識的に思っています。そのため最初の案件を断る罪悪感から、2つ目の依頼は受けやすくなります。
例)「この後一緒に映画見てからご飯食べにいこうよ」→「じゃあ今週末3時間だけお茶しに行こ」
55 同調傾向
良好な関係を築いている人同士は、行動や仕草が無意識的に似てくる傾向があります。最近何となく仕草が似ているあの二人は、もしかしたら深い関係になっているのかもしれません。これを意図的に行うのがミラーリング法。
類語:ペーシング法、ミラーリング法
56 同調現象
自分が少数派だと、不安に感じ多数派に流れてしまう現象。
「みんなやっている」は魔法の言葉です。
類語:社会的証明の原理、バンドワゴン効果
57 ドレス効果
権威のある服を着ていると、人は従いやすくなってしまう心理効果。
例えば警官の服装をしている人の指示は、無条件で従ってしまう人が多いかと思います。
58 認知的不協和
矛盾に対して納得のいく答えを、無意識に連想してしまう心理。
恋愛工学という分野では、人は『好きな相手と性行為を行う』のではなく『性行為をした相手を好きになる』と定義されています。
59 認知バイアス
自分の都合の良い思い込みで論理的な評価や思考を歪められる現象・傾向を言います。
バイアスとは『偏り』という意味です。
60 ネームレター効果
名前を呼ばれることで、その人に対する好感度が上がる心理効果。
また、人は自分の名前の頭文字が含まれているものを好む傾向があるようです。好かれたい相手の前では、相手の名前をたくさん呼んであげましょう。
類語:カクテルパーティ効果
61 パーソナルスペース
物理的な距離と心理的な距離は比例しており、その距離は以下のように定義されています。
公的距離:3.5m
社会距離:1.2~3.5m
固体距離:0.45~1.2m
密接距離:0~45㎝
異性とより親密になりたいなら、関係性によって一段親密なパーソナルスペースに入れるように意識することが重要です。
バーのカウンターなどは自然に密接距離まで近づきやすいので、距離を縮めるにはおすすめです。
同義語:ヒューマンスペース
62 ハード・トゥ・ゲット・テクニック
「特別に」や「あなただけ」といった特別感を出すことで、交渉が成立しやすくなるテクニック。
特別感を持たせることで相手の承認欲求が満たされるため、好感度が上がりやすくなります。
63 バーナム効果
一般的・抽象的なことを自分のことだと思い込む心理効果。
占いはこの心理効果を上手く使ったものが多いです。
64 バイヤーズリモース
高価な買い物をした後に、大きな後悔をしてしまう心理現象。
金額が高価であればあるほど、後悔は大きくなります。商品購入後のアフターケアをしっかりすることで対策することが可能です。恋愛においても同じことが言え、付き合ってからのアフターケアが満足度につながります。
65 ハウリング効果
失敗した後にくよくよ悩むと、マイクがハウリングするようにどんどんと大きく・強く記憶に残ってしまう心理効果。
失恋後に落ち込む気持ちはわかりますが、考えれば考えた分だけ辛い気持ちが残り続けます。さっさと別の夢中になれることを見つけて忘れましょう。
66 バックトラッキング
相手と同じ言葉を繰り返すことで、心理的に安心させるテクニック。
いわゆる『オウム返し』。「しっかり話を聞いてくれてる」と思われ、相手に強い安心感を与えることができます。ただしあまりにもくどいとウザがられるので、『サトルクエスチョン』等と組み合わせて相手を飽きさせないようにしましょう。
67 罰への欲求
幸せが続きすぎると、悪いことが起こりそうだと不安になる心理。
そんなこと考えないで、ただ幸せになればいいんですよ。
68 パレートの法則
結果の8割は原因の2割から生まれているという法則。
80:20の法則とも言います。
69 ハロー(後光)効果
目立ちやすい特徴があると、その印象に引きずられて他の特徴に関しての評価も歪められる心理効果。
素晴らしい功績が1つでもあると、相乗的に他の面も素晴らしく思ってもらえるので、まずは”何か1つだけ”結果を残すべきです。これを『錯覚資産』と呼び、錯覚資産はさらなる成功を呼び込みます。
70 バンドワゴン効果
たくさんの人が支持しているものを価値があるものだと判断する心理。
意中の相手に、自分が周囲の人から好かれていることをさりげなく伝えることができると、非常に好感度が高まります。
類語:社会的証明の原理
71 ピグマリオン効果
人は期待された通りの結果を出すように行動する傾向があります。何かパートナーに対して要求事項があるなら、期待して信じていることを伝えれば、思い描いた通りの性格になってくれるかもしれません。例えば浮気してほしくなかったら、「〇〇ちゃんってめちゃめちゃ誠実な子だよね、すごい信頼できる」と伝えてあげましょう。
対義語:ゴーレム効果
72 ブーメラン効果
命令されると反抗したくなる心理効果。
依頼の仕方には気を付けましょう。
73 フット・イン・ザ・ドアテクニック
最初に小さな「Yes」をもらうと、後の大きな「Yes」をもらいやすくなるテクニック。
何かをお願いする時は『スモールYes』をたくさんもらってから依頼しましょう。
類語:一貫性の法則(イエスセット話法)
74 プライミング効果
最初に与えた印象が、後のことに影響を及ぼす心理効果。
ファーストコンタクトは本当に重要です。合コンの時など初対面の人とたくさん会うときは、事前にパターンを作って予習しておきましょう。
類語:初頭効果
75 プラシーボ効果
偽薬でも本当の薬だと信じて飲み続けることで、効果があるように感じてしまう心理効果。
実際に病気が治ってしまう例もあるようです。信じる者は救われる・・・
76 フレーミング効果
物事の伝え方を変えるだけでイメージが大きく変わる効果。
例)タウリン1g よりも タウリン1000mgの方が効果が大きいように感じてしまう
77 フレンドリーテクニック
相手に自分のことをフレンドリーに感じさせることで、依頼事を断りづらくするテクニック。
事前の会話などで人格者を演じておくと、交渉は進みやすくなります。ただし恋愛においてはフレンドシップ戦略(友達として仲良くなってから告白する)はあまり得策ではないので、注意してください。
78 プロスペクト理論
自身の損失が発生しそうな場合は、たとえ利益が得られる可能性が高かったとしてもリスク回避を最優先としてしまう心理状態となります。これは恋愛においても適用されます。絶対に損をしたくない気持ちはわかりますが、今の選択は本当に正しいのか今一度見直してみてはいかがでしょうか?
79 分析麻痺症候群
選択肢が多すぎると混乱して選択できなくなる心理。
あまり大人数の街コンやパーティに参加すると、選択肢が多くなりすぎて意中の相手を絞り込みにくくなります。1人に定めたいなら、ある程度小規模な出会いの場に参加するのが良いのかもしれません。
同義語:ジャムの法則
80 ペーシング法
話し方や所作を相手と同じ速度にすることで、親近感を感じてもらえる心理テクニック。
類語:ミラーリング法
対義語:ディスペーシング法
81 ベビーフェイス効果
大きい瞳や、むちっとした身体といった子供らしい特徴は、相手に安心感を抱かせやすい傾向があります。自身の外見にこのような特徴を持っている方は周りの人よりも信頼されやすいので、うま味を十分に活用しましょう。
82 返報性の法則
人は与えられた恩を返したくなる心理が働きます。情けは人のためならず。逆に悪意に対しても返報性は作用するため、注意しなければなりません(仕返しや復習はこの心理効果が作用しています)。
83 ホームアドバンテージ
自分に慣れ親しんだ土地の方がリラックスでき、有利に物事を運べる状況のことを指します。初デートなど緊張する場面では、今まで一度も言ったことのないような『アウェイ』なお店でなく、何回も言ったことのあるような『ホーム』なお店を選んだ方が得策です。会話に集中出来たり相手をより観察できる余裕が生まれるため、相手からの評価も高くなります。
84 ホットリーディング
相手が興味を持っているホットな話題を取り入れることで、心理的安心感を生むテクニック。
このテクニックを使うためには、相手に対する事前調査が重要です。
対義語:コールドリーディング
85 保有効果
自分の保有しているものに特別な価値を感じてしまう心理効果。
別れたいのに別れられない相手に対しては、この心理が働いているかもしれません。
86 マッチング仮説
人は無意識のうちに自分と似た魅力を持つ人と惹かれあう傾向がある、といった仮説。
外見だけでなく、社会的地位、経済力などの魅力も当てはまると考えられており、自己評価に釣り合った相手を選ぶ傾向があります。
類語:類似性の法則
87 マッチングリスク意識
商品やサービスを購入する前に、「自分が本当に満足できるか」と不安になる心理作用。
付き合う前や、結婚前に起こりやすい心理です(結婚の場合マリッジブルー)。いかに相手の不安を事前に取り除いてあげられるかが、成功の明暗を別けます。
類語:バイヤーズリモース
88 ミラーリング法
相手の行動を真似る(波長を合わせる)ことで、より親密感を感じさせることができるテクニック。
デートの時の水を飲むタイミングや、食べるタイミング、箸やフォークを持つタイミングなどを合わせれば、相手は無意識のうちに信頼してくれます。また、相手が無意識のうちに自分の行動をミラーリングしている場合は、あなたに対して好意的に捉えている証拠となります。ただし相手からミラーリングをしていることを気付かれてしまうと逆効果となってしまうため、あまりにも不自然に真似るのは禁止です。
89 メラビアンの法則
人はコミュニケーションにおいて、次の比率で重要視しています。
見た目:55%、話し方:38%、話の内容:7%
つまり話の内容より、表情や目線など、非言語的なところを重視しているのです(これを『ノンバーバルコミュニケーション』と言います)。芸人のようなキレのあるつっこみワードを練習する前に、表情やボディランゲージを上手く活用できるようになることがモテに繋がります。
90 モスコビッチの方略
意見を一貫して変えないと、その意見につられて周りも正しいと思ってしまう心理効果。
一貫性の法則でもある通り、人は初志貫徹の精神を好みます。一貫した態度や言動は、それだけで説得力を生みます。どうしても押し通したい意見がある場合は意見を曲げない事で、まわりの意見も変わってくるかもしれません。
91 ヤーキーズ・ドットソンの法則
適度な緊張状態がパフォーマンスを高める要因となる、といった法則です。あまりに緊張しすぎると固くなって失敗しますし、あまりに力が抜けていると気持ちが入らなくなります(周りからの印象も悪いですよね)。適度なストレス・緊張下が最もパフォーマンスを高めるのです。
これは恋愛においても同じです。適度な緊張感を持った関係性の方が長続きします。パートナーとの関係性をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
92 ラベリング効果
他人に貼られたレッテル通りに行動してしまう心理効果。
「あなたはこういう人間だ」と決めつけられると、そう思ってしまいますよね。そんなことありません。あなたはあなたが思い描く人間になればいいのです。
類語:ゴーレム効果
93 ランチョンテクニック
食事中に受けた提案は断りずらくなることを利用した交渉テクニック。
食事の時間は警戒心や緊張が緩みます。次のデートのお誘いは、食事をしながら提案してみてください。ただし食前や食後では効果がありません。相手が何かを食べている最中にしてください。
94 両面提示の法則
物事のメリットとデメリットを両方伝えるトークスキルです。
まだ関係が浅い相手に対しては『裏読み』してしまうものです。警戒している相手に対してしっかりとデメリットを伝えることで、相手に安心感と信頼感が生まれます。両面提示の自己アピールの時に気を付けてほしいのが、メリットを後に話すことです。親近効果でもあった通り、人は最後に取得した情報の方が記憶に残りやすいです。
95 リンゲルマン効果
集団になるほど個人の貢献度は低くなる心理効果。
大企業になるほど、一人当たりの業務が分散し会社への貢献度は低くなります。トップは社員一人一人の責任を明確化することで、少しでも一人当たりの貢献度を高める工夫が必要です。
96 ルアー理論
性行為の可能性を示唆し男性の性的欲求をうまく引き出すことで、相手を自由に操ることができるとする理論。
頭の良い女性は、男性の性欲をうまく利用します。女性の皆さんは魚釣りの時に使用する”ルアー”のように、男性を上手に誘導して自分の理想を叶えましょう。
97 類似性の法則
人は自身と似ている人を好きになる心理法則。
類似点の多い相手とは親近感を持ちやすく、長期的な関係性に発展しやすくなります。気になる相手との共通点を見つける努力をしましょう。ただし、『共通点の数』が多いよりも『共通点の質』が高い方が好印象を持たれます。
類語:マッチング仮説
98 ローボールテクニック
最初に小さな「Yes」をもらうと、後の大きな「Yes」をもらいやすくなるテクニック。
類語:一貫性の法則(イエスセット話法)
同義語:フット・イン・ザ・ドア
99 ロミオとジュリエット効果
ロミオとジュリエットのように、障害がある恋であるほど燃え上がりやすくなる心理効果。
これは恋のスパイスとしては最高かもしれませんが、あくまで錯覚です。障害が取り払われると、急激に冷める傾向があります。今あなたが感じているその情熱的な愛は本物ですか?誰かに反対されている恋愛なのではないでしょうか?一度見つめ直してみてください。

※50音順にて掲載

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

【参考文献】

おもしろくてためになる 心理学雑学辞典(著者:渋谷昌三)

3秒で人を見抜く・操る スゴすぎる!心理術(著者:神岡真司[監修])

絵と文章でわかりやすい!図解雑学 恋愛心理学(著者:齊藤勇)

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